ドッグフードの重要性・炭水化物必要?不要?
ドッグフードの重要性・炭水化物必要?不要?
色々な見解があります。
2013年にスエーデンのチームが犬のアミラーゼ活性は狼の28倍になるとネーチャーに発表されました。
この論文はゲノムレベルの論文で、完全に理解するには非常に難しいです。
犬は人との生活で、炭水化物も消化できるように進化していると書かれています。今までの計算方法では不安定で決定的ではないとも書かれています。
犬種にようる差も書かれています。犬種により消化酵素は倍近い差があるとも。
NRCとAAFCOの見解は「炭水化物が0であっても生きれる」としているわけですが、こちらはゲノムの話ではなく、生理学的実験での論文や見解のはずです。
血液検査したりで、実測データを取り内臓に掛かる負荷を計測したものでしょう。
ゲノムも血液検査など行っているはずですが、ゲノムでは消化できるかできないかが重要で、生理学とは少し観点が違います。
では、どちらが正しいのか?
どちらも有力だと私は考えておりますが、目的が違うため簡単に比較できるものでもないかなっというのが私の感想です。
ゲノムの論文では、積極的に炭水化物を取れとも書かれてはいないし、主成分には何が良いのかは書かれていなく、内容は犬の進化をデンプンを使い解明しようとしてあるものです。
かたやNRCやAAFCOの見解では、小麦や大麦、コーン、ジャガイモは必要よう無いと具体的に言い切ってあります。これは、胃や腸や肝臓などに掛かる負荷を見て言っているのでしょう。
NRCやAAFCOが言う炭水化物が0と言うのは極論であり、目にした人達は勘違いするほどのものだと思います。言い過ぎです。
そうではなく、犬の最も必要とされる成分は、良質な動物性タンパク質であり、その成分を超える炭水化物量には疑問を持つべきだと言うことです。
今与えているフードを保証成分から計算して再確認してはいかがですか?
保証成分でタンパク質が40%ぐらいでないとなかなか炭水化物量は下がらないものですよ。