ドッグフードの重要性・体格と療養食
ドッグフードの重要性・体格と療養食
▶︎体格
痩せさせたい、太らせたい、肝臓が、腎臓が・・・
っとよく相談を頂きます。
私は、医者ではありませんので正確な判断はできませんし、医療目的になる様な
事は、禁止されている行為ですので行いません。
事例や文献を紹介できるだけです。
ただ、数十年も化学屋を続けているわけですので、その行われている行為に疑問
を持つ事は多々あります。
先ず、痩せさせたいと言うことに関しては、対して難しくありませんし、医療目的でもありませんので、お答えする事はできます。
結論から言えば、ローフードに変えれば痩せる事間は違いなくできます。
簡単に答えておりますが、給食量・カロリー・内容と確り決める事が不可欠です。
内容につきましては後日記載します。
問題は太らせたいです。
目的がなんであれ、あまり賛成できる内容ではありません。
食べる量を増やすと下痢をする、だから粉砕しふやかして与えて太らせる。
粉砕しふやかすと言うのは、人的が消化の過程を手助けするので、確かに有効でしょう。
言い換えれば、一つの消化の過程を飛ばすわけです。
元々、多く食べて下痢をすると言うのは、その犬の消化吸収のキャパを超えているために起こる事です。その時点でかなり無理をしていると言うことになります。
簡単な例があります。
例えば、フォアグラを作る際の事を考えて下さい。
アヒルやガチョウに大量の食事と抗生剤などを与え、肝臓を肥大化させるのと同じです。今は禁止されているのでしょうか?
悪気はないのでしょうが、冷静に判断すれば同じ事とわかります。
ただ厳しく言えば、虐待です。
元々、犬の体格は遺伝子情報が大半です。
僅か1年で成犬に近い体格になるのです。外的要素は比較的少なく成長していくのです。
もう一つは、現在のドッグフードは大量に与える様には設計されていません。
原料素材がなんであれ、栄養素自体は高く設定してあります。
少ない量で、生存を保つ様になっているのです。
使用方法が違います。
食べて太れないと言う場合は他の要因を探す事です。
ただ、大半がその様なことはなく適正な体格であり、飼い主のエゴが
生むイメージの錯覚です。
必要なカロリーを必要に摂取させる事が重要です。
▶︎療養食
厄介なのは、この事が原因による肝臓への負担で、続ければ肝不全になってしまうわけで、毒素を分解できなくなると腎臓も悪くなってしまうわけです。
その様な状態に陥ると、医者の判断が必要なわけですが・・・
原因を究明することはなく、病気に対しての治療となり、食事の改善と投薬が一般的に行われます。
ここで、紹介されるのが原材料が下記の療養食なのですが・・・
米、コーンフラワー、動物性油脂、コーン、肉類(鶏、七面鳥)、加水分解動物性タンパク、ビートパルプ、魚油、超高消化性小麦タンパク(消化率90%以上)、植物性繊維、大豆油、フラクトオリゴ糖、サイリウム、マリーゴールドエキス(ルテイン源)、アミノ酸類(L-リジン、タウリン、L-トリプトファン、DL-メチオニン)、ゼオライト、ミネラル類(Cl、K、Na、Ca、Mg、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se、クエン酸カリウム)、ビタミン類(A、コリン、D3、E、C、パントテン酸カルシウム、ナイアシン、B6、B1、B2、ビオチン、葉酸、B12)、乳化剤(グリセリン脂肪酸エステル)、保存料(ソルビン酸カリウム)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)
この食事が良いのか?疑問です。
私だけではなく、多くの方が疑問視している事は間違いありません。
現実問題として弊社のお客様でも、医者に言われて与えてみたけど体調が悪くなった言う方は多数いらっしゃいます。
確かに分子レベルまで分解されたタンパク質は、内臓に負担をかけずに吸収できる事は知られています。
が、前回のリーコールで記載した通り、消化栄養吸収については技術の限界があり
再現すらできていません。
また、加水分解食品やBHAなどは発がん性が知れ渡っているにも関わらず、何故簡単に勧めるのか理解できないところです。
この事は私の見解ではなく、国や研究機関、医者も認めている事です。
少なからず、医者であればリスク説明は必要ではないのでしょうか。
私には、第一原料から最後まで犬とって良いものには見えませんが、この様な問題は、日本だけに限らず海外でも問題視されています。
世界中同じで、真剣に考える先生もいるしそうでない先生もいるのです。