top of page

ドッグフードの重要性・ランキング=良いものではない。

⒈ドッグフード ランキング

ドッグフードの重要性・ランキング=良いものではない。

1-1ドッグフード ランキングは宣伝に過ぎない。

  ドッグフードの選定で迷った時、検索でよく目にするがランキング。

  これはアフィリエーター達の販売するためのツールでしかなく、真実ではないと言う事

  を理解していた方が良いでしょう。

  どのランキングサイトも見かける商品は同じで、高額アフィリエイトで固められています。

  アフィリエイトが悪いわけではないのでしょうが、商品によりけりです。

  少なくともドッグフードの販売は、宣伝によっては薬事法に抵触するので、全く知識の無い

  アフィリエイターや僅か数日お金を払えば簡単にその他の資格が取れてしまうペットフード

  販売士・栄養士ですら内容を理解しておらず、ネット上では正しい判断をするには難しい

  状態です。

  結局のところ、パートーナーを守るためには、自分自身で正しいものを見極める力が必要

  で、そのためには犬達本来の食生活から、製造法・原材料と理解する必要があるのです。

1-2アレルギーは解決できるのか。

 そもそも、既存のドッグフードに疑問を持つのは健康を保ちたいから調べ出すのでしょうが

 その一番の要因はアレルギー症状がパートナーに出ていることが多いのでしょう。

 ただ、以前にも記載しておりますが、食物にアレルギーがあるのではなく、アレルギーは

 個体にあるものです。

 わたしどもにも、アレルギーの相談は多数あるのですが、アレルギーと言えばアレルギーなの

 でしょうが、その原因の主は免疫力の低下が原因です。

 本当の食物アレルギーの場合の症状は大変重く、下痢・嘔吐などを起こしてしまいます。

 犬は食物虐待に対しキャパシティが大きく、本来肉食であるにも関わらず、粗末な食事で

 あっても生き延びる事ができます。

 それは、生存をしているだけで、健康とは程遠い状態です。

 現在のドライドッグフードとはそのようなものです。

 より安く・より簡単に生存させるだけですので、もちろん本来の食事と違うわけですので

 免疫力の低下を招くことになります。

 その事を解決すには、犬本来の食事に戻すしかなくドライフード中心で考えることは間違った

 方向です。

 考える方向性として、捕食する肉食動物ですので、生食に近いほど犬にとっては自然なものと

 考えるべきでしょう。

 一般にローフードにすれは、アレルギーの問題、硬い排便、歯石、人間と同じような病気に

 ついては、67%が解決すると言われています。

 驚くべき数字です。

 現在のドライフードは否定されていると考える方が妥当です。

1-3無添加?安全性の懸念

 無添加の表示だから安全とは限らない。

 ドライフードの場合、その製造方法から圧力による発癌性物質の懸念はつきまとう限り

 です。

 プレミアムドライフードの多くは、グレインフリー・無添加となってはおりますが、実際には

 表示義務の無いのか、加水分解物についてはそのものの記載はされていますが、分解に使用

 した薬品は記載されていません。

 厚生労働省では、使用したものは全て記載するようにと指導があっているはずですが、法の

 強制力までは無いのでしょう。

 以前はドッグフードによくジャガイモを使用されていました。ジャガイモはグルテンを含む

 穀物ですので、最近は原料に使用することは減ってきたました。ジャガイモを加水分解する

 のに必要なのが塩酸です。当然ですが、残留塩はあります。残留塩に関しては、食品として使う

 場合、基準値がありますのでペットフードといえども規定内で問題はないはずですが、厚生労

 働省では、『毎日加水分解を大量に摂取すれば健康を害する恐れがある』と通達しています。

 それを、犬達は毎日食するわけです。

 人間の食品には、加水分解の表示があるので気を付ける事ができますが、ドッグフードにはそ

 のような表示はされておりません。

 つまり、表示が無いだけで無添加とは言えないと言う事になります。

 

⒉ランキングではなくスペックを見れば迷わない。

2-1原材料の見方

 犬達の食生活を理解し、表示されているスペックを見れるようになればランキング

 などの、不明瞭なサイトに惑わされる事は無くなります。

・保証成分

 犬の遺伝子は99%がオオカミと同じです。捕食する肉食動物です。

 植物性タンパク質や炭水化物の必要性は控え目です。

 従って、基本的に先祖の食事を模倣する必要があります。

オオカミの食事

 犬の祖先と比べ炭水化物含有量が高いことに注目して下さい。

 劇的に低いタンパク質と脂肪レベルはどうですか?

 炭水化物の論争は安価で粗悪な原料を使いドッグフードを売るためのこじつけでしかないのです。

 判断基準として良いドッグフードとは、高い動物性タンパク質と適度な脂肪と低い炭水化物

 祖先の成分に近いローフードが必要なのです。

2-2議論されている原材料を覚える

 タマネギやチョコレート、ブドウなどよく知れているものは情報として簡単に入手できますが

 市販されるドッグフードは論争のある原材料が多く含まれている事を覚えておいて下さい。

 その原材料に関しては覚える必要がありますが、90%以上のフードに含まれている事が現状

 です。細かな品名は追い追い追加します。

・素性の分からない肉

 ミートミールは家禽副産物です。食肉副産物であるチキンミールとは違います。

 素性の分からない肉となります。

 ちなみにチキンミールの定義は、頭・足・内臓を取り除いたものです。

 全く違います。

 ミールは殺菌するために高温高圧処理を行います。衛生的には安全と言えます。

 ただし加熱と圧力を要して製造することは発ガン性物質の疑いが持たれています。

 60%以上のタンパク質がある原料ですが、基本的に安価な物です。

 良いとは言えません。

・加水分解物

 コーングルテンを代表する加水分解タンパク質などは、塩酸や次亜塩素酸などを使います。

 毎日大量に摂取すれば、健康を害する恐れがあります。

・保存料

 BHAなどはよく耳にしますが、ウエットフードに使われる凝固剤(カラギーナン、ローカスト

 ビーンガム、カシアガム、グアーガム)などは殆どに発ガン性が指摘されています。

 凝固剤は基本的に糖類ですので不要です。

・豆類

 安価でタンパク質の数値を上げるために使用されています。

 植物性タンパク質は犬にとって控えめな栄養素でしかありません。従って、豆を含む

 ドッグフードは、表示されるタンパク質量を考慮する必要があります。コーングルテンも同様

 です。最大60%以上にタンパク質量を上げることができます。

・マルチビタミン

 含有量にもよりますが、過剰なものが多く見受けられます。

 報告によれば、8%が体内に残留すると言われています。

 

⒊何を選ぶの?

 何を選ぶのか?結論は、手作りの生食か最低限市販のローフードと言う事になります。

 全ての原料が目に見えてわかります。

 犬にとって、これ以上安全なものはありません。

穏やかな消化は体の機能を全て使い、免疫性を向上させます。

 しかし、生の肉を取り扱う事は人間にとっては、衛生上の問題は避けれません。

 そして、栄養バランスを保つには高い知識も必要です。

 手間をかけず、安全で完全な栄養バランスを保つには市販のローフードが必要です。

 日本ではSmackしかありません。

 しかし、ローフードは高価なものです。各家庭の経済的な問題があることは認めます。

 解決方法は、リスクの少ないドライフードにSmackを半分混ぜることです。

 または、Smackと生食を混ぜることです。

 劇的に、炭水化物の割合とタンパク質の割合が変わります。

生存を約束した粗末なドライフードと健康を約束したSmackとは違うのです。

 世界中を見回すっと、Smackに匹敵する保存可能なローフードはもう一つはあります。

 ただ、日本ではSmackしか入手できません。

 

参考文献

Lindblad-Toh K, Wade CM, Mikkelsen TS, et al, “Genome sequence, comparative analysis and haplotype structure of the domestic dog”, December 2005, Nature 438 (7069): 803–19 Brown S., Taylor B., “See Spot Live Longer”, 2007 Creekobear Press, Eugene, OR USA, pp 51-61 National Research Council, National Academy of Science, “Nutrient Requirements of Dogs and Cats”, 2006 Edition, National Academies Press, Washington, DC, p 317

Journal of the American Veterinary Medical Association

December 1, 2018, Vol. 253, No. 11, Pages 1390-1394

 

特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page